治療頻度と期間の話

身体の不調の治療を始めた時、何回治療すればいいのか、どのくらいのペースで治療を受ければいいのか、全体でどのくらいの期間かかるのかは誰でも気になると思います。

これに関しては治療技術や治療の方針、治療家の考え方、患者さんの状態や生活環境など、様々な要因が絡んでくるので一概にこうとは言えません。病院などでも全治何ヶ月とはいうものの、実際には多少早くなったり遅くなったりはありますから、そのような感じだと捉えた方がいいです。その上で治療期間について当院での考え方を書いてみたいと思います。

何かしら身体に働きかける治療をすると身体の状態が変わります。その状態に応じて身体は改めてバランスを取り直す自己調整が起こります。これが約72時間、3日ほど続きます。

治療したその日には症状が残っていたのに、翌日などに急に症状が大きく変化することがあるのはこのためです。

逆に治療してすぐ身体に大きな負担をかけるような無理をすると、この自己調整が終わって安定する前に回復に強制的なストップをかけることになるので結果的に治療期間が伸びることになります。

身体の自己調整が終わるまでは治療は終わっていないと思った方がいいです。

治療の効果が身体の中で安定するのが3日くらいですから、安定したところで治療をすると効率がいいわけです。そうすると週2回くらいのペースで通院すると無駄がないですね。

もちろん症状がそこまで重くなければ週1回でもいいでしょうし、ぎっくり腰などで症状がひどい場合はある程度安定するまで毎日治療をする場合もあります。

治療の効果が身体の中で安定すると今度は日常生活からの影響の方が強くなるわけですが、不調を引き起こしているのが日常の動きの中にある場合、治療間隔を空けると再び不調に向かって進むことになります。週2回のペースというのは日常の動きで不調に進む隙を与えないペースでもあるわけです。

週2回のペースの治療を繰り返して、何回くらいで症状が改善するのかというと、これは完全に個別のケースによりますが、初診で来られる方の場合3〜5回くらいかかるケースが多いように思います。もちろん軽ければ1回で、ということもありますし、逆に症状によっては10回以上かかるなんて場合もあります。

人の身体はそれぞれ違いますから、腰痛なら何回、肩こりなら何回、みたいなことはハッキリとは言えませんが、日頃から定期的に治療を受けている方、ボディワーク等で身体を整えている方は何かしらの不調が出ても1回か2回で改善する場合が多いです。

また、整骨院の保険施術の場合は多少変わってきますので別の機会にお話ししたいと思います。

治療頻度や期間についての考え方は治療院ごとに違います。一つの意見を鵜呑みにせずに治療を受けに行った治療院で個別に確認することをお勧めします。