快適な睡眠に必要なこと

 睡眠は快適なのが1番です。

 これが上手くいかないというのは邪魔をしている要素があるからです。ここでは標準的な夜寝て朝起きるという睡眠について話します。

睡眠の状態は寝起きで分かる

 子供は寝相が悪いですが、あれは寝返りによって身体を動かして身体の調整が行われています。

 大人でも寝返りを打つことで調整されているのですが、身体の緊張が強すぎたり、自分で自分の動きを止める癖がついていたり、寝る前に何かを食べたり、内臓下垂が強かったりすると、上手く調整が働かないことが起こります。

そうすると寝起きに身体が痛いとか、重いところが増えていたりするわけですが、心当たりがある方は場合は寝ている最中の調整が働いていない可能性があります。

 寝ている最中の自分をコントロールすることはできないので、寝る前に調整するなり何なりしておく必要があるということですね、

眠れる身体になっているか

 基本的に人間の身体には朝陽が出たら起きて、日中は活動し、夜陽が沈んだら疲れて寝るという自然のサイクルがあります。

 日中の活動が極端に少なかったり、昼寝が多すぎれば夜はあまり眠くならないでしょうし、寝る直前にテレビやスマホなどで刺激を身体に受けすぎると覚醒して眠れなくなります。

 当たり前のことですが、寝る前には身体はリラックスしてる方がいいので、受ける刺激は少なくした方がいいです。

 リラックスというのは自律神経で言うと副交感神経。逆に興奮する方向に向かう交感神経の働きが強いままだと寝ようとしても眠れません。

 身体の緊張が強いと交感神経が優位になりますが、当院の体芯矯正療法で言うところの体の芯の捻れがあると、体の奥の方が緊張状態になるので、その緊張があるのが当たり前に感じてしまいます。そうなると本人はリラックスしているつもりでも身体は緊張していて、眠れないということが起こります。

 体の芯の緊張は中々自覚できないので、身体の調子の良し悪しに関わらず定期的に取っておくのがいいです。

 内臓下垂についても簡単に触れておくと、食べ過ぎや寝る直前に食べたりすることなどによって内臓に負担や疲労がかさむと、背中が固くなって、動きが鈍ってきます。

 身体の胴体部分の緊張が強くなり動きが悪くなるので、寝返りの調整も当然起きづらくなります。

 人間は起きて活動するために寝ていると同時に、快適に眠るために起きて活動をしているとも言えます。

起きている時をどう過ごすか、どんな身体になって睡眠を迎えるか、は実は思っているより大事なことです。